バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染について(第1報)
2021.07.07
患者さん・一般向け
当院では、2021年2月26日に一部病棟の患者様よりVREが検出されました。これを受けて当該病棟の患者様のスクリーニング検査を行い、3名の患者様よりVREが検出され、現在も終息に至っておりません。
(VREについて http://idsc.nih.go.jp/disease/vre/vre01.html )
事態を重く受け止め、静岡県東部保健所への報告及び同保健所指導の下で感染対策の強化を進めるとともに当該病棟への入院制限を行っています、なお、本菌による重篤な感染を起こされた患者様はなく、ほとんどの患者様は症状を起こしていない保菌の状態です。
また、VREは地域的な保菌者の増加が背景にあることから、新規入院の患者様には入院時にスクリーニング検査を行わせていただきますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
患者様及び関係者の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけいたしますが、当院といたしましても更なる感染拡大の防止に最大の努力をいたします。今後の経過と対応につきましては、当院ホームページにおいて引き続きご報告いたします。
沼津市立病院 病院長 卜部 憲和