診療科・部門

麻酔科

概要

当科では、身体の慢性的な痛みに対する専門的な治療(ペインクリニック)と手術を受ける患者の麻酔(手術麻酔)を行っています。ペインクリニックでは主に三叉神経痛、顔面神経麻痺、帯状疱疹に伴う痛み、帯状疱疹後神経痛、腰痛症など、慢性的に痛みが続く、一般的な痛み治療では治らない方が対象となります。これらの疾患に対して、薬剤投与とブロック治療を行っています。麻酔科のペインクリニックは当分の間休止します。2021.6.29)

また、当院で実施される年間2500件以上の麻酔科管理下手術において、患者の手術前の状態を把握し、状態に応じた適切な麻酔方法を選択します。また、様々な麻酔装置やモニターをそろえ、症例に応じた装備を用意し、安全で快適な手術が行えるように麻酔管理を行っています。最新の麻酔薬も取り揃えています。

主な対象疾患

三叉神経痛、顔面神経麻痺、帯状疱疹に伴う痛み、帯状疱疹後神経痛、腰痛症


三叉神経痛

三叉神経痛とは、顔面の感覚を司る三叉神経に起因する痛みのことをいいます。何らかの原因で三叉神経が圧迫されると、痛み刺激に変換され三叉神経痛を発症します。痛みは発作的で、一日に何度も繰り返すこともあります。あご周辺が痛むことから、虫歯と間違えられることもあります。


顔面神経麻痺

顔面神経麻痺は、顔面神経が何らかの原因で傷つき、顔の筋肉がうまく動かせなくなる病気です。原因は様々ですが、突然発症する「ベル麻痺」が全体の約6割を占めています。顔面神経麻痺では通常、痛みはありませんが、ペインクリニックで行う神経ブロック治療が選択肢の1つになります。


帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は、疲れや睡眠不足、ストレスなどきっかけに、皮疹や神経の痛みを生じる病気です。水ぼうそうのウイルスが関係し、過去に水ぼうそうにかかったことがある人がかかります。帯状疱疹が治癒しても神経の痛みがしばらく続く場合があり、帯状疱疹後神経痛といいます。ひどい場合は痛みで夜も眠れないほど強い場合もあります。


腰痛症

腰痛に悩む方は、若い方から高齢の方まで幅広い年齢で多くいます。世界で最も経済的損失を生じている病気の一つともいわれています。急性の腰痛では、痛み止めの服用、2日以内の安静、ウォーキングなどで改善することがほとんどです。しかし、中には腰痛が続く場合もあり、ペインクリニックで対応するケースもあります。

治療について

慢性的な身体の痛みに対して薬剤投与とブロック治療を行っています。
(麻酔科のペインクリニックは当分の間休止します。2021.6.29)

手術について

年間2500以上の手術の麻酔科管理を行っています。
患者さんの術前の状態を把握し、それに応じた適切な麻酔の遂行を心がけています。
そのために麻酔装置、モニターは常に必要十分なものを使用し、安全で快適な手術が行えるように最新の薬剤を取りそろえて麻酔管理を行っております。

体制

名前 稲村 実穂子
役職 第1麻酔科部長
(兼)中央手術室部長
名前 影山 佳世
役職 第1麻酔科医師
名前 竹中 淳悟
役職 第1麻酔科医長
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